吉野材の特徴

色艶が良い

伐採直後の原木は多くの水分を含んでいるため、伐採現場で長期間放置し、乾燥させます。
この葉枯らし(※)を行うことで渋が抜け、吉野材の特徴である色艶の良い木材となり、特に心材部分において、桧は淡いピンク色を帯び、杉は濃い鮮やかな紅色に仕上がります。
※葉枯らし:枝葉を付けたまま長期間放置し、幹の水分を枝葉から蒸発させて乾燥させること。

節が少ない

私たちの先祖が丁寧な枝打ち(※)を行ってくれたことにより、表面に節が少ない美しい材になります。このことから見た目と強度に優れた木材だと言えます。
※枝打ち:木の成長の初期段階で余分な枝を剪定すること。

香りが良い

吉野は森林育成に適した土地で、気候や環境に恵まれています。年間雨量が多く、森林の成長に必要な栄養分が豊富な土壌で育った樹木は、色艶もよく、油分も豊富にあるため、木材の良い香りもより多く感じる事ができます。

高い強度

吉野材の特徴でもある密植(※)により、樹木の成長が抑制され、幹の上下の太さの変化が殆どなく、年輪が細かく、強度が高い真っ直ぐな木に成長します。
※密植:1haあたり約8000~10000本(一般的には約3000本)という非常に高い密度で苗木を植えること。

湿度調節

木造の室内では木材が水分を吸い込んだり、吐き出したりして、湿度を調節してくれます。

紫外線をやわらげる

コンクリートは紫外線をはね返しますが、木材は紫外線を吸収し和らげてくれます。

加工しやすい

適度にやわらかいので、簡単に形を変えることができ、さまざまな加工に適しています。

防ダニ防菌効果

防ダニ効果、防菌効果の成分があり、ダニが発生しにくいことがわかっています。

音をやさしくする

高い音を適度に吸収し、ソフトな音にしてはね返します。そのため、楽器やコンサートホールにも使われています。

温かみがあり肌触りがやさしい

触った感じも、温かみがあり肌触りもよく、人の心にやすらぎをあたえてくれます。

弾力性があり衝撃を吸収

子供やお年寄りが転んでも、衝撃を吸収し、大きな怪我につながりにくくなります。

軽くて強い

重さの割りにとても丈夫な材料です。これは木造建築の場合、軽くて強度の高い家が建つということです。

温まりにくく冷めにくい

その成分自体が熱を伝えにくいため、急に熱くなったり冷たくなったりしません。

再生可能な生物資源

森から木を伐採した後、苗を植え、また木を育てます。木造住宅は炭素を貯蔵するもう一つの森林と言えます。